2012-09-25 ちからおよばぬ事。 修行をして覚りの境地を求めたとしても、 そこに到達できない自分… ここから始まっている。 一心不乱に努力しても、すぐに熱が冷める自分、 一歩進んだかたと思えば、二歩三歩と下がっている自分、 そのような境地があることも知らず、 毎日何かに追われている自分… そんな人間に涙したのが法然上人だ。 心を支配する迷妄におののく、 赤裸々な姿を見据える。