たどるに深き。

Mikity2011-11-06

ここ何日か雨が降り続いている。
どんよりした感じの中、
水子地蔵さんのところの掃除など。
おもちゃのお供え、お菓子のお供え…
夕方、お参りの方が見受けられた。


久々のお茶。
風炉から炉へ。
飾り物(茶壺)の拝見。
茶壺には本来、茶葉が入っている。
この風炉から炉へ変わる時に、
茶壺に張られている、和紙を切るという”口切り”をする。
昨日は真似事で、茶壺には何も入っていない(笑)
茶摘みの時期に”新茶”といって有り難がるのとは訳が違う。
寝かせるってことだよね。
そうなると、鮮やかな緑を保ち続ける技術ってのが
素晴らしいよねって思った。


そんで、本来ならば石臼で挽いて頂くのが、
この変わり目らしい。
茶壺には、オレンジの買い物袋のような網の袋がかけられる(写真)
茶葉が入ってると重いんだろうね。
拝見の仕方も、坪を倒して転がして拝見するという…
そがんことしてよかと?と思わず言ってしまった(笑)
まあ、考えてみれば思いのを持ち上げて見るほうが、恐ろしいね。


茶の道は たどるに深き武蔵野の 月の澄むなる奥ぞゆかしき


夕方は、史談会事務局へ。
痩せられていて驚いたけど、
貴重なお話を聞かせて頂いた。
やっぱりその当時、生きておられて、
日本におられた人の話はリアルだ。
やっと資料に出てくる言葉を、当時聞いた人に会った気がした。