信謗。

Mikity2013-01-30

…信謗ともに縁として、
先に生まれて後を導かん。
引摂縁はこれ浄土の楽なり。
            ――「一蓮托生」

”信謗ともに”
(教えや救いを)信じることも謗ることも共に縁として、だ。
そこには凡夫、ということが根底にある。
身口意による悪業、戒を破らずにいることが出来る者はいるだろうか。
人は皆、生まれながらの仏性があると言えど、
その仏性は煩悩に包まれている。


先立つものが先に浄土へ往生し、残されたものを導く。
縁あるものを迎えることは楽しみだ。