茅の輪ができていた。

Mikity2013-06-29

近代の歴史学が持つ一個の悩みは、
歴史に対する信頼感の喪失ではなく、
”歴史する”爲の焦慮と
”歴史する”事の不安であった。
性急なる一部の歴史学の操作者が、
近代的な自意識の発動に抵抗する事なく、
放縦な志向に新たな行く道を見出だそうとした努力は、
一応、買わなければならないが、
惑溺・讃嘆の徒は、其の結果よりも、
其の過程に於ける方法論に興味を求めた爲、
徒に論理の遊戯にはかない自己満足を得たかに見えた。
それが果たして歴史への真実であったかは、
猶ほ後の課題として残されてゐよう…
              ――「明治史学の出発」


実際に見るその土地における寺社の配置と、
さまざまな奉られ方。
小雨が降り出したね〜