凡夫と申す二の字をば、 狂酔のごとしと弘法大師釈したまえり。 げにも凡夫の心は、物ぐるひ、 酒に酔ひたるがごとくして、 善悪につけて、思ひさだめることなし。 一時に煩悩百たびまじはりて、善悪みだれやすければ、 いづれの行なりとも、わがちからにて…
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