Mikity2010-12-07

凡夫と申す二の字をば、
狂酔のごとしと弘法大師釈したまえり。
げにも凡夫の心は、物ぐるひ、
酒に酔ひたるがごとくして、
善悪につけて、思ひさだめることなし。
一時に煩悩百たびまじはりて、善悪みだれやすければ、
いづれの行なりとも、わがちからにては行じがたし――法然上人


先週より、数ある木魚の座布団の修理をしている。
本堂の席が椅子席になったとはいえ、
浄土宗は念仏を申す宗派ですから(先日、行った先でお話させて頂いたら、
そうなんですか〜!と言われ多少ショックを受けている)
木魚念仏を何としても。
やはり、詠唱じゃないですけど、打楽器(仏具)があった方が、
リズムが出てきますよね。
皆と木魚も念仏も合わせていった時の、本堂のおつとめ一座の一体感。
それに伴う高揚感が得られる。


とにかく口に出してみる…
その法を聞いて、ただちに理解する人、信じる人、
一方、時間のかかる人、それぞれだ。