Mikity2007-04-10

今、東京なんです。
老僧(ぢいちゃん)と増上寺に来ています。
詠唱指導普及委員研修会といって、
ぢいちゃんの研修にかばん持ちについてきとるとです。


毎年、京都の知恩院増上寺と交互に研修会やら
検定(ご詠歌の)の試験官などで全国を飛び回っている
当山の89歳、ホント頭が下がる。
”もう最高齢者になってしもうた!”っていうのが口癖。
でももう一人、93歳で作曲をしたり、ピアノを弾いて
新曲を教えたりしていらっしゃる先生がいらっしゃいます。
やはり何回も言うが、歌を歌う人、声を腹から出している人は、
元気だわ・・・。


私が、昨年養子に入るまで、一人で行っていたぢいちゃん。
無謀というか・・・プライドなんだろうね。
羽田空港は広かとです。
そしてモノレールで移動、そしてタクシー乗り場へ。
”来るたんびに、ビルのできよるね〜”
増上寺の山門は”関東一の大伽藍”といって、関東の中でも
一番高い建物だった、と説明してくれ、
”でも今はビルの谷間の増上寺(笑)”と。
隣は東京タワーだし。


さて、増上寺の宿泊施設”明照会館”到着。
”私の控え室はどこですか〜”と受付に慣れた感じで話しかけ、
”ご案内します”と3階に案内され(写真はその図です)。


私が妹と東京で大学生をしている時、
こうやって増上寺にぢいちゃんが東京行くから、会いに来いと言われ、
この会館のロビーで待ち合わせたことを思い出す。
いきなり”部屋にはテレビはあっとね(あるのですか)?”と、
またこれが耳が悪いから、でかい声で・・・、
受付の人にそんなことを言って受付の人を動揺させていたぢいちゃん(笑)
”ちょっと待って下さいね”と裏に入っていく受付の人。
その当時、テレビは部屋にはなく。そりゃ寺だからねえ。


”ホントすみません(無理を言って)・・・”って、
妹と言いにいった、さすがに。そしたら、
”いやー、ファンキーなおじいさんだよね!(笑)”と。
その当時、ぢいちゃんの補聴器は、傍から見たらウォークマン
聞いているみたいな(笑)タイプのもので、
そして、ベレー帽を被っていたのだ。
その容姿も含んでのことかもしれないが、
他人にも、このぢいちゃんの自由な生き方は判るんだなあと思った、
あの学生時代・・・。


最近、ずっとぢいちゃんと一緒にいるもんで(根拠はないのよ)、
身長、体重共に一緒になったとです(笑)