Mikity2007-06-22

休み捲くっている、大学。今週は何とか行っています。
昨日は、引き続き”文化”についての授業の日。


一つの訳書を元に授業を進めるスタイルで。
なかなか、訳語なので難解な部分が多いのですが。
”その語について具体的な例を挙げられるようになったら
文章の理解力が向上するよね”と。是非そのような読み方をするようにと。


著者は”文化”は精神的な諸産物だけを指すのでなく、
”文化”と”自然”の対比から発生したもの、と言っている。
つまり”文化が自然をつくった”と。
”自然が芸術を模倣した”と。


それを、その解説を先生に聞くまで、理解しにくい!と思っていた。
なぜなら私が思っていたことに対して、逆説的だから。
”自然が文化をつくった”と言われれば、わかりやすい。
あと一つ瞬間的に思ったのが、”人間”をどこに置くか?だ。
人間も自然とみなすか、それとも文化の担い手とみるのか?
と、先生に言ってみた。


先生は、飛行機からの富士山の眺めの素晴らしさを喩えに出して
説明して下さった。
つまり、富士山を見て”綺麗”とかそうでないとか、感じること自体
それが、それも”文化”と捉えてはどうか、ということ。
”文化”の範囲がとても広くなってきた。
”文化”とは人間らしく生きることだ、と。


まだまだ、この書物は先があり、次の次の授業あたりに
解説があたりそうだ。読み込まなければ!