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昨日は、ひとつ授業を受けに大学へ行きました。
昨日は風が吹いてはいたけれども、蒸し暑く。
雨が降ったほうがいっそ涼しくなるような気候。
”良心の呵責”についての話に。
夏目漱石の『こころ』を例に話して頂いた。
随分と昔に読んだので、なんだか曖昧で、
記憶の網を手繰り寄せながら聞いた。
登場人物が自殺する話が出てくる。
”良心の呵責”は得てして、人が死んだときに感じると。
その時、人は自分を責める。
が、自我は自分自身で解消するしかないのだと。
日本は、罪の文化、恥の文化と言った場合、
”恥の文化”だと、『菊と刀』の著者のルース・ベネディクトは
言っている。西洋は”罪の文化”だ。
確かに・・・、罪を犯すのは平気(とは言い過ぎかな)だけど、
誰も見ていないから・・・的行動は多いように思う。
でも”恥ずかしいから、みっともないから止めなさい!”という
怒られかたはしょっちゅうだよなあ・・・って。
”罪の文化”は、神の存在ありき。
”恥の文化”は、掟や理法を重んずる。
午後からは、近くのお寺に教区普通講習会へ参加のため直行しました。
我が母校(東京の某大学)の先生がお見えになるというこで、
”浄土三部経について”のとても精力的な講義。
今日も朝からあるので、行ってこようと思いまーす。