Mikity2007-12-02

昨日は、朝から掃除して、
お茶のお稽古。


炉に変わってから2回目かなあ。
道具の置き場所から、座る向きとか変わるから、
切り替えの時期は混乱(笑)
人のお手前を見て勉強するけど、
向きは反対なので、自分がいつもどうやってたか
右手だったか、左手だったか、
左回りか右回りか、迷うねえ。


午後は、大学の研究会の講演会。
社会福祉史における福祉文化の展開”という題で。
授業を取っている先生が講師でした。
石井十次の岡山孤児院や”音楽幻燈隊”についての論議
盛り上がっていましたが。
資金集めをどうやって行ったか?
1200名の入所児童をどのように育てていたか。


大原孫三郎の援助も然り。
”音楽幻燈隊”を引き連れて全国を廻る。
映像に合わせて子供による音楽演奏。
その発想。他の施設がパクッた(笑)らしい。
”慈善箱”を全国の駅に置く。
その当時鉄道会社はまだ地方によってバラバラだったので、
それぞれの会社との交渉。その交渉力。


石井十次は常軌を逸した人ですから(笑)”
と先生がおっしゃっていた。
今、福祉事業を起こそうとすると法律に縛られ捲くるが、
この当時は自由な発想とその行動が受け入れられていたんだな。
というか、その発想に頼っていたようにも思える。


歴史研究とは、当時の埃まみれの
100年も誰も読んでいやいような史料を分析するような
古臭いイメージがあるけれども、それだけではない。
その慈善事業を考え付く道筋や発想を学ぶんだ、
”だから歴史研究はむしろ新しい研究だと思う”と。
歴史研究をしている人は現場経験者が多いとも言われた。
このように最初に言われた”歴史研究とはなにか”
ということについての話が
昨日は印象的だった。