Mikity2008-02-16

昨日は花の活け代え、水代え。
足の裏冷たい〜
”素雪暁に華を凝らす”
今月のお清書です(写真)です。
朝早く起きて外を見ると初雪が暁のうちに
木の枝枝に降り積もって美しい華かと見まごうように
見事な景を見せている・・・


九州は雪は積もりませんねえ・・・北日本は凄いですけど。
昨日の午後、長崎市に向かって走っている最中に、
雪がチラついてはいましたが。
”雪も雨も降らんねえ・・・”


そう昨日は長崎市内のお寺へご詠歌のお稽古です。
”今日は冷んたかねえ!!!”と老僧(ぢいちゃん)が
車に乗り込んで来ました。


昨日は、お釈迦様の涅槃の日です。
ご住職がおつとめの後、
”願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃” 
という西行の句のお話をされました。
月と美しいものの象徴と覚りを得たお釈迦様の入滅した日の
あこがれをあらわしたものということです。


望月の如月の頃・・・とは、旧2月15日は、新暦の3月から4月頃ですかね。
そうすると花の下で・・・桜の咲く頃ということですね。
旧暦ですと如月は春ですね。
そして西行は、文治6年(1190年)2月16日に亡くなった。
歌のとおり!


今年初のお稽古なので、いつものように本山参りです。
昨日はたくさんの講員さんがお見えでした。
進級表彰もありましたしね。


そして勉強不足だったなーと思ったことに、
ここのお寺の阿弥陀様は、北村西望氏によるお作ということ。
北村氏は長崎平和記念像の作者です。
いつも何か、他の阿弥陀様とは違うなあーと思っていたのですが。
爆心地から1.4キロのところにあるので、
原爆投下後、倒壊した建物(本堂など)の中に、石灯篭が残ったそうで、
その灯篭は公園の中にあるということでした。


帰りにはおみやげも頂き、ご機嫌ご機嫌!
今年もよろしくお願い致します。