Mikity2009-04-12

昨日は、当山の花まつり
しかし、私は大学院入学式・・・。
角寿司を作られているのを横目に、
出掛けました。


2年前も同様の入学式に出席したんだよなー。
早いですよね〜
入学式での先生のお話は、フランスのある哲学者のことだった。
大学院というところは、”聞く”ことができる
”学ぶ”ことができるところ。
それは、分野を超えて様々な人に、様々なことに、だ。


そして考えるきっかけを与えてもらっていると思っている。
修士の新入生の中に、精神病院のMSWの人がいて
ひとしきり現場の話をした、懐かしい〜。
結局、様々な日々のことに追われて”考える”ってことを
してきたなかったように思うんだよ・・・現場にいた時はさ〜
と言うと、共感してくれた。
そうなんですよ〜、日々これでいいのかなあ・・・?
よかったかなあ・・・?って思うって。


そう、まだ福祉の業界は、経験年数が長い人の言う通りに
動かなきゃいけないようなところがあって。
大きな組織(病院や施設)であれば尚更。
対人間のことだから、ま、言ってみれば答えはないようなものだ。
人は夫々違うし、またその人を援助する人も”人”だから夫々だ。
意見が違ってもやり方が違ってもしょうがないと思う。
これ、違うだろう・・・って思っても従わないといけなかったりすることは多々。


対人間の援助をしていると、自分がどんな人間かわかる。
どれだけそれに対して動けるか、何がどれぐらい出来る人間なのかわかる。
・・・わかるというより、思い知らされる。
ほとんど何も出来ないこと、そして自分の嫌な部分を。
そしてそれに愕然とする。
ま、最初は、それすらもわからないで人を傷つけていたりね。


差別をなくそう、差別するな・・・って、実行するのはなかなか難しいと思う。
育った環境や、それに植えつけられた知らず知らずのうちについた価値観が
モノゴトの大半の判断基準になってる気がする。
若いから、年寄りだから、男だから、女だからっていう区別とかね。


だから入学式で言われた、その哲学者の誰からでも
”学ぼう”という姿勢に共感した。