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昨日は、当山の花まつり。
しかし、私は大学院入学式・・・。
角寿司を作られているのを横目に、
出掛けました。
2年前も同様の入学式に出席したんだよなー。
早いですよね〜
入学式での先生のお話は、フランスのある哲学者のことだった。
大学院というところは、”聞く”ことができる
”学ぶ”ことができるところ。
それは、分野を超えて様々な人に、様々なことに、だ。
そして考えるきっかけを与えてもらっていると思っている。
修士の新入生の中に、精神病院のMSWの人がいて
ひとしきり現場の話をした、懐かしい〜。
結局、様々な日々のことに追われて”考える”ってことを
してきたなかったように思うんだよ・・・現場にいた時はさ〜
と言うと、共感してくれた。
そうなんですよ〜、日々これでいいのかなあ・・・?
よかったかなあ・・・?って思うって。
そう、まだ福祉の業界は、経験年数が長い人の言う通りに
動かなきゃいけないようなところがあって。
大きな組織(病院や施設)であれば尚更。
対人間のことだから、ま、言ってみれば答えはないようなものだ。
人は夫々違うし、またその人を援助する人も”人”だから夫々だ。
意見が違ってもやり方が違ってもしょうがないと思う。
これ、違うだろう・・・って思っても従わないといけなかったりすることは多々。
対人間の援助をしていると、自分がどんな人間かわかる。
どれだけそれに対して動けるか、何がどれぐらい出来る人間なのかわかる。
・・・わかるというより、思い知らされる。
ほとんど何も出来ないこと、そして自分の嫌な部分を。
そしてそれに愕然とする。
ま、最初は、それすらもわからないで人を傷つけていたりね。
差別をなくそう、差別するな・・・って、実行するのはなかなか難しいと思う。
育った環境や、それに植えつけられた知らず知らずのうちについた価値観が
モノゴトの大半の判断基準になってる気がする。
若いから、年寄りだから、男だから、女だからっていう区別とかね。
だから入学式で言われた、その哲学者の誰からでも
”学ぼう”という姿勢に共感した。