Mikity2009-09-19

様々な家族形態。
登録婚世帯、登録婚ではない世帯、
単身世帯、子供のある世帯・・・
様々な形態に対応する社会の仕組みとは。


会社としては、そりゃあ単身の人が雇い易い。
それじゃあ、子のある人はどうやって生活する?
子供のある世帯の人を雇うには?
且つ子供を産み育てる環境をつくるには?
少子化を食い止めるには?


フランスの家族手当の仕組み。
日本は、雇い主の会社がほぼ負担のところ
フランスは、会社から拠出金を集め、
社会保険としての家族給付制度を実現。
フランスは世界一の子供手当ての国である。


その他、社会扶助(日本で言うところの福祉の支援)を受けたなら、
それは前貸し制度であり、亡くなった時点で遺産(土地建物も)から
回収されるというしくみ。
介護保険も無い。
だから考えて利用する。利用しすぎることがない。
タダならいくらでも・・・という日本とは全く考え方が違う。
その給付金にはちゃんと紐がついている。


その子供手当てを今、日本でやろうとするのが3万円の給付金・・・?
安易だなあ・・・とフランスの複雑なしくみを知るとそう思う。
せめて、何のためにやるのか、今後それでどうなることを目標にしているのか
という哲学を示すべきだろう。
間違っても”将来年金を払ってもらうために・・・”などとは
書くべきではないよねと皆で話したところ。