Mikity2007-03-31

先日、妹と電話で話していたら輪廻転生の話になった。
どうやら読んでいる小説に出てきたらしい。
輪廻転生という思想は後で付け足されたのもだと妹は。


ヒンドゥー教というか、当時のバラモン教の考え方は
流転輪廻といって、人間を含めて行きとし行けるものは
輪廻を繰り返しながら次々生まれ変わるという考え方を
もっていた。
これに対して仏教は、仏弟子になった限り生まれ変わることは
ない、これ以上輪廻はしないと。
そういう輪廻しない段階が、聖者の4つの段階であるということで
ブッダは一人一人、死んだ人に対して、
この人は今までこのような行為をしていきたから
こういう段階に至って涅槃に至るのだと説いている。
涅槃(彼岸)は仏教の最終目標だ。
輪廻しているうちは極楽浄土には往けないのだ。
その彼岸に至るために、一生懸命、
私は人生の河を渡っているのだと思う。


数年前、イギリスに留学している時に、
そこでできた友達に、ブッディストかと聞かれ、
”私は、父親を亡くしていて、仏教のreborn(生まれ変わる、輪廻転生)と
いう思想が好きで・・・”と話してきた。
彼女は当時18歳だった。父親に会いたいと。
ああ、宗教って色んな捉え方があるんだなあと実感した。
正直、仏教徒の自分が誇らしかった。
お寺が自分に近い存在でよかったと思った日だったことを思い出す。
後で付け加えられたのが悪いとは思わない。
付け加えるだけの理由があったんだと思うし。


そうそう、輪廻転生といえば、私が大学時代ハマッてやっていた
カバディというスポーツも輪廻転生の思想が・・・と先生が言っていた。
タッチされてまたは相手に捕まって、外にでなければいけない選手は、
味方の取得した得点によって復活して、
またコート内に戻ることができる。それがそうだと。
ああ、思いだした。