Mikity2007-04-05

”組織を変えるには組織を、権力には権力を”と
江口洋介扮する佐伯刑事のセリフ。
昨日観た映画。”アンフェア”


”でも、ヨウコさん(車に仕掛けられた爆弾で死んだ佐伯刑事の婚約者)は
あなたらしく立ち向かっていって欲しかったはず!!!”
篠原涼子扮する雪平刑事のセリフ。


”アンフェア”の事件は、警察内部の機密に関する原因が発端。
悪事を暴こうと、内部告発したい人たち、または思わぬ濡れ衣で
辞任に追い込まれた元刑事が、自分を曲げて、警察に立ち向かうという内容。
曲げて・・・というからには、仲間を裏切ったり、嘘をついて、
自分が属している組織を利用するやり方。


”何かを変える”には莫大なエネルギーが必要だ。
特に大きな組織であればあるほど。
佐伯刑事曰く”個人のちっぽけな力じゃ何も変わらなかった”と。
”何かを変えるには犠牲が付き物だ”と。
だからといって、仲間を裏切って、何より自分を曲げてやることは、
ふと我に返った時、罪悪感に苛まれるのではないか。
はたまた自分の大事な人たちは、果たしてそんなやり方で達成された
変化をどう思うか、である。


”終わりよければすべて良し”と。
”終わり”って何だ?何かを変えた後が大変なんだ。
それを継続することの方が、価値があるように思う。
だから、”変える”時点から自分らしく、
地道かもしれないけどやっていかなきゃじゃないかなあって
思ったんだ。