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”赤ちゃんポスト”。
その内容を聞いた時は、
世の中には凄いことを考える人がいるもんだと思った。
どう考えても児童遺棄だろう！って。

妹とこのことについて、以前より議論していた。
妹は熊本で医療関係の仕事をしていたこともあって、
熊本市の慈恵病院がこのポストの認可申請をのことを
”知ってる？姉ちゃん？”と。知らんかったとです。
私も以前は福祉従事者だったので。
そして調べました。

諸事情のために育てることのできない新生児を親が匿名で
養子に出すための容器、およびそのシステムの通称が
赤ちゃんポストである。
目的は、望まれない赤ちゃんを殺害と中絶から守ることにある。

人目につきにくい病院東側に45cm×65cm大の扉をつくり、
内部には摂氏36度に設定された保育器を設置する。
新生児が入れられるとアラームが鳴り、
医療従事者が駆けつけるという仕組みになっている。
監視カメラはつけず、「もう一度、赤ちゃんを引き取りたいときには、
信頼して、いつでも連絡してください」といった手紙を置いておく。
というのが慈恵病院の”こうのとりのゆりかご”という計画。

5日、熊本市は認可した。
これに対して我が国の首相は”不快感”だそうだ。
”不快感”と言っている場合ではない。
国レベルで考えることだろうと思うのだ。
厚生省も、「明らかに違法とは言い切れない」と2月にあっさり認可。
認可している場合じゃないだろう･･･。
法的根拠が単にないだけじゃないか。
倫理的に、無条件におかしいと何故誰も言わないのか？

個人の病院が私財を投げ打ってまで、やろうとしているということ。
もっと考えて理解していった方がいいと思う。みんながね。
世の中には、法的手段（里親制度、養子縁組、相談機関があるということなど）を
知らない人たちがたくさんいて、消えていっている命があるということ。

もうこういうこと、人任せにはできないんじゃないの？って。
世の中の、物を粗末にする、命を粗末にするって風潮が
形になって現れているのかも、水面下ではどうしようも
なくなってる気がするんだ。