Mikity2007-04-22

昨日はお茶のお稽古。
午後からの生徒さんは私を含め2人。
お薄とお濃茶をお互い稽古しました。


5月からの風炉釜になる前の設え。
釜もいつもと違うもので、
蓋を開ける際、服紗(ふくさ)の握りが違ったり・・・
お道具によって変わる茶道の作法・・・膨大な量だ・・・
棚も抱清棚(昨日聞いたばかりで忘れんうちに書きました)で。
柄杓と蓋置きの飾り方がまた違っており・・・


亭主(お茶を点てる人)は、
点てる前に必要なお道具を運ぶ。
(これもまた、足裁きなどが目立ってしまうのです)
そして、そのお道具を使ってお茶を点てた後、
拝見に出したり、前述した棚(これもたくさん種類があるとです)に飾って、
他の道具を持って下っていく。
要は、お客さんの目を楽しませる為だ。


客は拝見したあと、亭主が持って下り易いように、
清めて出された(亭主から)お道具を逆に置き直す。
欧米ではタブーとされている、食べている、飲んでいる時に
音をたてないとあるが、
茶道は、お茶を最後まで飲みきる。
その時、”ズッ!”と音がするが、それはOKなのだ。
拝見するとき残ったお茶が畳に垂れないように、
そして亭主がすすぎ易いように・・・だ。


相手のことを考えて、次の動作の容易さ、
容易さだけではなく美しさを含めて
こうなってんだろうなと思う、茶道の作法。
自然にできるようになるには、
まだまだ修行が足りんとです・・・。


写真は抱清棚です。