Mikity2007-07-11

昨日は、かつての同僚から電話がきて、
ひとしきり話した。


やはり、利用者さんのこと。
大きな家に住む、女性。一昨年、ご主人を亡くした。
大会社の副社長をしていて、家でも王様のような(笑)人だった。
ご主人が生きている時は、そのお世話に同居の一人娘と
邁進していた。が、やはり本人も年を重ねるにつれ、
腰が痛かったり、足が浮腫んだりと、
長時間の外出には車椅子を利用するようになった。


娘さんもよく、頑張るなあっと思ってできるだけ、
在宅での生活を続けるため、できる限りの支援をさせて頂いた。
そして、昨日の電話。
なんでも夜に、仏壇に”おやすみ”の挨拶をするため、
お灯明をつけたのはよかったが、
パジャマに火が移ってしまい、アッと言う間に火だるまになり・・・。
救急車で病院へ、皮膚の移植をするため入院したとのこと。


幸いと言っていいのか、胸のところだけだそうだ。
”パジャマは化繊だっかかもねえ”と。
”しかし年を取ると、動きが緩慢になって、火が燃え移ったのも
分からなくなるのかねえ・・・”としみじみ話したことでした。
”でも、こればっかりは危ないから止めろ、って言うことじゃないしね”


そうだ、その人からその時間は奪えないなあ・・・。
退院してこられても、きっと仏壇に向かわれるのでしょうね。
恐ろしい話(火傷)でもあり、良い話を聞かせて頂きました。