Mikity2007-07-14

自然法”(Natural law)がよく昨日の授業には出てくる。
時間や空間を越えて存在する規範の総称。
理性によって理解した法を指す。
近代以降は、「自然に内在している法規範」を
指すようになった。
人間によって制定される実定法(人定法)と対置される。
人間的実定法とは人が行うとりきめ。


自然法”は、所や歴史による制約を受けることなく、
即ち人間が決める以前に決まっているもの。
普遍的に存在している、とされる。
今日では、後者の意味で用いられることがほとんどである。


しかし、まだ具体的に自分の理解に到達していないように思う。
万物の創造者である神の存在ありき、というのが基盤だろう。
自然法も然り、ということだ。
自然法の要求する倫理・道徳は万人に普遍的に通用する・・・
倫理・道徳は人が作り出すものではないか?


それは、時代によって変わるのではないだろうか?
それをも超越して存在する自然法であれば、
とても崇高な法規範だなと思うのである。


目指すところの高い倫理・道徳規範が必要な人間。
絶対的道徳規範によって人を導く。
人間の本質的悪や欲を、それによってもたらされる
人間の破滅を、社会の破滅を見据えた教えのように思う。
そのような意識で生活を見てみると、
それは、日々生活している上で日常茶飯事に行われたり
聞いたりすることに、転がっているように思う。


誰にでもあるものだし、そうなる可能性があるからね。