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昨日の11時02分には、当山の鐘も鳴らしました。
黙祷を捧げる日です･･･。
62年前のことだから、
だんだん皆の記憶が薄れてきていたところに
前長崎市長事件に、あの前大臣の発言と、良くないことだけど
このことで”みんながもう一度見直しよるよ”
と、ばあちゃんが言っていた。
そうだね、長崎の人達を逆なでするようなことだったけど
もう一度考える機会をもらったんだね。
長崎の子供達は、夏休みだけれども、
この日は学校に必ず登校して平和集会を開く。
私が通っていた小学校は、この日体育館一面に、
原爆が落ちたあとの、焼け野原の写真や、
皮膚が焼け爛れた人の写真、11時2分で止まっている時計の写真
などが貼られる。毎年だ･･･。
私にとってこの日はどうしようも、ブルーになる日であった。
気分が悪くなってしまう友達もいた。
悲惨な写真なんだけれども、けれどもその写真の前で
凝視している、立ち尽くしてしまっていた当時の自分がいたような気がする。
見たこともない惨状、景色･･･
そして、被爆者の方からの体験談を聞いたりしたその日だけは、
飛行機の音、姿がホントに恐かった。
Ｂ２９が飛んできたような気がして。
なんだかリアルだったのだ、私なりに。
