Mikity2007-10-10

昨日は、長崎教区内のご詠歌の研修会 at 川棚。
以前は、教師の方だけの研修会だったのが、
私のような講司も準会員として参加できるようになった。
しっかし、昨日は特殊検定の課目だったので難しっ!!
善導寺ご詠歌以外は、初めてお唱えするものばっかりで。


でも勉強になるのは、作曲者の意志。
どのような気持ちで作ったのか。解釈はそれぞれだけれども。
オーケストラの指揮者が書いた著書にも書いてあったしな。
”作曲者の意志は絶対だ”
ご詠歌は、まず、歌を詠んだ人の心情、思い。
それに節を付けた人のそれ。
強弱の記号ももちろん、強声、弱声で表現。
なかなか、鈴鉦(楽器)を持つと難しいんだ、これが〜(笑)


”かりそめの 色のゆかりの 恋にだに あふには身を をしみやはする”
法然上人には珍しい、恋の歌。
一時の恋愛さえ、恋した人には命を惜しまない。
まして私をお救い、導き下さる阿弥陀様に対しては、心から信じ、お慕いし、
恋焦がれる思いで称名念仏し、死生共にわずらいなきを歓ぶ。


その後は大学へ。
まあー、大雨ですよ。高速道路に乗ったけど視界悪っ!!
暑さも雨の降り方も、最近のは極端すぎる。
”規制50キロ”って。


”日本社会福祉史”
社会福祉の歴史的背景・・・問題の持つ社会性を知ること必要ということを
年金問題”を例に。
社保庁の職員が悪い!というような世論であるが、
複雑な年金構造が引き起こした問題。そこに歴史が絡んでいるということ。
公務員恩給からの出発。そして戦争。
戦争の労働力を確保するため整備されていった。
そこに”国民生活の保障”はない。


歴史の授業がない大学が増えている、と先生が懸念されていた。
高校での日本近代史の授業も、受験勉強の佳境の時期に差し掛かり、
うやむやになっているように思う。実際そうだった。
近代史が現在に大きく関わっているのにね。