Mikity2007-11-02

昨日は、市内のお寺にご詠歌のお稽古。
”○○ー!行くぞー!!!(何しよっとかー!!)”って
老僧(ぢいちゃん)は朝から元気です。


今日はお舞の練習をするってんで、
張り切っているんだね。
もちろん、DVDプレイヤーも持参して。
でも、テレビモニターもデッキもきちんと準備してありましたし。
”吉水講音頭”をみんなで輪になって。
そして”霊まつり和讃”のお舞。
”昔は上手やったと〜”(ぢいちゃん)と言いながら、
”あ゙ー、膝の痛かー”とも言いながら、教えていました。


”あー汗びっしょりなったー”って。
そりゃあ、踊り捲くりですから(笑)
立ったり座ったり多いですからね、霊まつり和讃は。
”喉湿し(ウイスキー)ば!(ちょうだい)”って、
ハイハイ…


午後からは大学へ。
フランスの白痴教育について。先生の論文をもとに。
”…監獄、精神病院、救貧院などに収容された…”
って、こっから先生は疑っていて、
ホントに”救貧”院なのか?
訳語がまずいってことがわかったって。”貧民監視院”という訳語ではないか?
”白痴”の人だけでなく、社会を壊す人(つまり頭のいい人)を
収容していたという事実。
精神”病院”っていうけど、医療行為はなかったという。
文献をそのまま、鵜呑みにしてはいけないと色んな先生が言われるが、
こういうことだな。


そこに収容された人を、働けるか、働けないかを区別した。
労働力になるかなからないか…。
片方でセガンが見ているとしたら、マルクスが反対側で見ていた。


”sister of charities”いわゆる慈善の始まり。
戦中、戦後佐世保で引揚者をどうするか?といった時、
一人の僧侶が救貧に駆けずり回り、”婦人会”を組織した。
なんだか、重なった。


次は”文化の諸相”について。
文化は人間が作り出すもの。そこには国家、権力が背景にある。
文化はプロセスだ、という理解があると、
こういうことも、スッと入る。
先生は、”固定的に理解していることがあるが、
現実はどうなっているのか?(その理解で)問題はないのか?
ということを常に考えることだ”と言われた。
そうですね…凝り固まった理解はたくさんあるような気がします。
(自身の)内外問わず。