Mikity2008-03-17

昨日は、今年度最後の探訪。
平戸島へ。
大村からはやはり2時間かかりますね。


そして盛りだくさん!な探訪コース。
市内に到着。
やっぱり平戸の町はケバケバしていない。
オランダ商館があったことからだろうが、
”オランダ○○○”といったものが多く、
オランダ坂はもちろん、オランダ埠頭、オランダ橋
オランダ井戸、井戸って!


講師に松浦資料博物館の館長さんがお見えでした。
博物館の中は詳しく説明頂きました。
博物館は旧平戸藩松浦家の邸宅で、
石段を上がって門をくぐって入館する。
中も木造で、和風のシャンデリアとかあってシブイ。
お茶室もある。鎮真流という武家茶。
どうも平戸はお茶が盛んなようです。


松浦家の菩提寺に行きました。
お墓の墓石に圧倒されました。とにかくデカイ(笑)
キリシタンではない!”という意志の現れでしょうか。
とにかくあのサイズの墓石はあまり見ないですね。
第27代松浦久信の正室の松東院は、大村純忠の五女。
洗礼名はドナ・メンシアで、掛け軸などには法衣を着ているが、
何と言われようとキリスト教の信仰を貫いた。


鄭成功(ていせいこう)は平戸生まれ。
日本の平戸で父鄭芝竜と日本人の母田川松の間に生まれた。
幼名を福松と言い、幼い頃は平戸で過ごすが、
七歳のときに父の故郷福建につれてこられる。
中国明時代の軍人、政治家。
その鄭成功が生まれたという海岸を見た。


そして教会を3箇所。
絵だけを見て再現したという教会。
そして小高いところに一つ。
アーケード・ベランダがある珍しい教会でした。
木造の日本っぽい教会です。
後一つは、立派な鉄筋コンクリートの教会です。
この教会も洋風木造建築だったが、この教会が落成して
佐賀へ移築されているとのこと。


そして写真の禅寺。
文化13年(1819)の台風で倒れた大杉で作られた。
・・・200年かーっ、シブすぎる・・・。


平戸市切支丹資料館には、院の授業で勉強したようなことが
説明されていました。マリア観音もありましたねー。
うちにあるのんと何が違うんだろうって、
背景を裏付けるものだろうなー。
”カクレ”キリシタンと表記されていました。
先生の本も展示されていましたしね。
隣にはうしわきの森(おろくにん様)があり、
綺麗に掃き清められていました。
信者の方々は裸足で行かれるそうです。


有形文化財のお屋敷。
槙の生垣が見事に手入れされていました。
にじりがあるお茶室もありました。
4畳半で、いかにも昔のお茶室!という感じでした。
住んでいる家が文化財とは、代々引き継ぎ、
維持管理するのは大変ですね。
・・・何でもそうですね。