Mikity2008-06-06

昨日は、トイレ掃除3箇所。
自室掃除。布団も干してみた。


終わりまして、大学へ。
図書館へ行って文献検索、複写。
お昼になったので研究室へ行く。


”どがんね〜(研究の進み具合)”と研究室の友人が来た。
どがんね〜と言いつつ、彼は膨大なデータの集積をしている。
何か形にしている。
先生が言われるデータ作りをやっている。


私は、数的データの作成に至っていない。
悲惨な事実を、データで解析することによって研究として
成り立たせる・・・
人に行き着くもの大事だけど、そういった史実の研究の仕方。
得てして、引揚げは悲惨な事実であり、心の奥底に訴えかけられ
冷静な判断が行えず、単なる戦争批判になってしまいがちな部分もある。


そうならないように、今現在残っている施設から、追跡した結果
ここに行き着いた、ということに立ち戻ろう。
戦争は起こってしまったもの。起こしてしまったもの。
そこで色んなことが、始まったりしたのも事実。
戦後処理。


”アベロンの野生児”の再現映画を観た。
よく作られていると思った。野生児役の少年が素晴らしい。
日本が江戸時代以前あたりで、フランスではこのようなことが
試みられていたんだな。
しかし、森で捉えられた時点で12歳、
イタールは家に引き取って教育していく。
寒さを覚え、泣くことを覚え、ものを作り出す喜びを知ったが、
結局、言葉が出なかったということだ。
蝋燭の前で、発音の練習をする場面もあった、ミルクをもらうときに
”ミルク”と発音させたりしていたが、それだけだった。


やがて、養育院に引き取られていったが、
思春期を向かえ、性的欲求を抑えきれず、
そして悲惨な死に方をしたらしいということだった。
この研究を、知的障害者に活用しようと、
セガンはこれを先行研究として挙げている。


イタールとピネルの議論。
幼児教育の重要さ・・・。
人間と動物の違い。