Mikity2008-06-07

昨日は花の水変え、2時間。
花の枯れ具合で、あー、夏が来よんなと思う。


大学へ。
行くと研究室で、博士課程の人たちと
先生との話があっていた。
図書館で見つけたという本が、歴史的研究のだった。
”こうやって淡々とデータを出していくんだよ”
方法論として参考にすべきだろう。


バリニャーノ著、『礼法指針』
”日本人と付き合うにあたって権威を獲得し、
かつ保持するためにとるべき方法について”
彼は1579年に来日し、1581年にはこういった内容の書物を出して、
宣教師たちに啓蒙している。


植民地へ行くことに慣れてしまっていた宣教師たち(威張っていた)に
日本への宣教の方法を細かく情報を集め、分析している。
来日以前から情報を集めていたんだろう、
そして実際に見て、接して記した、と。


やはり、日本の宗教者たちがその社会でどのような地位であるか、
ということを細かく把握している。
そしてそのような人たちと対等に付き合い、
尊敬を集めるにはどのように振る舞ったらいいか。
禅宗の僧侶の地位や位階について、それに倣うように
パードレ(司祭)、イルマン(修道士)などの位階を当てはめている。


”・・・無作法な振る舞いを返すことによって
自分が怒っていることを示すのは武士のやることで、
僧侶たちからは大いに非難されることなのである”
というようなところがポイントですよね、と。
武士の批判も出来るレベルのバリニャーノの分析力ですね。


寺へ帰ったら、風呂上りなんだか、ぢいちゃんが
ブルーに縦縞の浴衣を着ていた(笑)
”なんか片付けよったら、出てきたらしいよ〜”(ばあちゃん)
夏だね。