Mikity2008-06-28

昨日は朝から、花の活け代え、2時間強。
終わりまして大学へ。


資料のコピーをひたすら取り、授業へ。
喜捨”または”ボランティア”のヨーロッパと
日本の考え方の大きなずれ。
喜捨”はさりげなくするという根底的な教育。
貴族やお金持ちといった人たちは、社会のために寄付をする。
お金を貯めるだけでなく、寄付までするまでが、
ステイタスなんだと思う。
寄付した人たちの名前と名前だけならまだしも、
金額を張り出すような日本とは考え方が違う。


貴族といわれる人たちの寄付によって、建物が建ったりしている。
金持ちの度合いが違う。
やはり土地を耕すことで収穫があり、糧を得る。
土地が無かった日本は、だから入植していったんだろうが、
それはヨーロッパに比べたら時代的には後の方だ。
貧困の歴史・・・


”ボランティア”単位化する、それを奨励し、自慢気に報告する。
”ボランティア”という概念は、高校生ぐらいになって急に出てくる。
そして受験のため・・・とか利害関係の中でするものだと
思ってしまわせている現状。
若者の純粋な”人を助けよう、何かできることはないか”
という気持ちと行動を見守ってあげることはできないか。
大きな組織(国など)は、それをわかった上で
”さりげなく”バックアップすればいいのにね、と先生。
業績にするものではないよね。


ドレスデンフィルハーモニーにはベルリンフィルハーモニー同様
”オーケストラ”と後に付かない。
ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲で始まりました。
そして、グランドピアノは舞台中央にセッティングされました。
中村紘子佐世保に来る”
赤のドレスで登場!!!


健在、でしたねー。
中村紘子氏の生の演奏は、小学生以来か・・・。ソロ演奏だった。
しかし、昨日は、ベートーヴェンの”Emperor(皇帝)”
安定感のあるピアノと、これぞ老舗っ!というオケの演奏が
素晴らしい。
オケは90人ぐらいいたんじゃないかなあ・・・よく呼んだよなー、ア○カス。


伝統的なドイツの音を守っています、という感じのオケ。
打楽器はティンパニーのみ。
ホルンが2人、コントラバス8人・・・構成を見ただけで重厚感が伝わります。
ベートーヴェンは低音を巧く使うよなーと改めて思いました。
緩急の付け具合ねえ・・・。
交響曲第7番の第2楽章の最初を聴いて、ハッと引き込まれてしまいました。
ビオラってあんまり表に出ない楽器だよなあ、と素人の勝手な想像で
思っていたけど、ビオラが効果的なんだなー。


アンコールには、当然のように(笑)ホルンが2名加わり、トロンボーンが、
チューバが出てきて、曲名はわからなかったけど、
とても洗練された演奏を聴いた夜でした。