Mikity2008-10-26

昨日は、百万遍数珠繰り。
朝からおとき作りに当番さんがお見えでした。
”(お当番に)来れたけん嬉しか〜”って。
高齢でも何でも若いもんには負けん!といった感じです(笑)


混ぜご飯の具の味付けを担当しました。
年功序列があり、”味見をお願いします”というと
”姉さんに(先に)…”と最高齢の方に見てもらうように言われます。
私もそれは解っているので、もう見てもらったとですと言って
色んな人に見てもらいました。


老僧(ぢいちゃん)が途中で退座してきた、トイレらしい。
なんでも下痢をしてたんだって。
ま、便秘より下痢のほうがマシってのを
知ったばっかり(友人から教えてもらった)だから
いっか、悪いもんが外に出た訳だから(笑)


恭敬礼拝の立ったり座ったりがつらいの〜と
言われる方がいました。
いいんですよ〜、出来る範囲でと言って本堂へ促した。
おときも美味しく頂いた。
野菜中心の料理(味噌汁の出汁ぐらいかな生臭は)なので
さっぱりするよね。


片付けなど終わって、ぢいちゃんが呼んでたので、
何かと思ったら公民館に行きたいらしい。
下痢はもういいんかえ?
行ったら、やっているはず(ぢいちゃんの予定の中では)の
囲碁クラブはやっておらず…。
ま、そんな日もあるさ。


夕方は、友人(中学音楽の先生)の声楽の先生の出演される
オペラを観に。”蝶々夫人 プッチーニ生誕150周年記念”
蝶々夫人を生で観たのは初めてだった。話の内容も今回きちんとわかった。
あの当時イタリア人からみた日本人女性はこんなイメージなのかな、と思った。
健気過ぎるんですけど〜蝶々さん…。


そして、ホントに長崎が舞台のオペラ。
グラバー園あたりから見下ろしたような風景がセットに組まれており、
日本家屋の立派なセット…桜の木を何本もあしらい。
とにかく出演者ほとんどが和服なわけですよ、明治時代の長崎って設定ですから。
そして歌う歌はイタリア語!(字幕あり)
やっぱり蝶々さんは大村人でした、字幕にはっきり出てた。
大村藩(浦上あたりまでだったし)だね。
着物でオペラってのも練習が必要だなーと。
友人の先生は”スズキ”という蝶々さんの下女という
とても重要な役どころでした。主役より出過ぎない押えた演技が上手かったなー、
何より和服での身のこなし。


3年もアメリカに行ったっきりのアメリカ人の夫の帰りを
息子とスズキと待ち続ける蝶々さん。
帰ってきたと思ったら、アメリカ人の妻を連れてくる夫。
そして息子を引き取りたい…と。
蝶々さんは母親に捨てられたと思わないでいいように自害しようとする。
そこに”ママーっ”と、駆け寄る息子の声を聞いた時
鳥肌が立ってしまった。


いいオペラ観たな〜