Mikity2008-11-02

昨日は、朝から玄関掃除しお地蔵さんとこの掃除して
市内のお寺へ老僧(ぢいちゃん)と
ご詠歌のお稽古へ行きました。


久しぶりですかねえ。
十夜が来月あるそうで、十夜和讃と”〜平貞国発心し〜♪”
修正会和讃などなど、予定される法要の和讃をお稽古。
後半は、新曲”宗祖法然上人八百年大遠忌和讃”
詠題長っ!!”息の続かんばい!”


新曲は、楽譜を見ると難しそうに見えます、一見。
しかしお唱えしてみると、案外お唱えできると思うんですね。
先生の解説を聞いていると、作曲の過程のところで、
やはり和讃の語り物らしいメロディをつけるように
心がけていらっしゃるのが解る。
”こうすると西洋音楽っぽくなるんですけどね”と言いながら
鍵盤で弾いてくれたりしました。
”バタくさいんですよ〜”・・・(笑)


終わって帰って、大学へ!!
研究会の講演会間に合うかなあ、駐車場も探さんばし。
演者は今年3月まで厚労省におられた大学の先生です。
生活保護の自立支援システムのお話や、
介護福祉士社会福祉士法の改正の話など、
社会福祉行政の現状と課題と題して、
パワーポイントの原稿がどっさりでした。


生活保護法”は、戦後1946年にどの法律よりもいち早くできた。
町に溢れた軍人、浮浪者をどうするか。
GHQはそれは国が責任を持ってやらなきゃいけないと主張。
そうして法を施行していくと、さて児童はどうするか、
傷痍軍人はどうするか、ってな話になってくる。
だから生活保護は、申請から援助まで行政がみる、未だに。


介護保険などは申請、認定(認定調査は委託もあり)こそ行政が行うが、
施設入所、在宅介護支援事業者など、民間事業者に委託という形を取る。
そこに、ケアプランなりなんなりの指針、計画がきちんと
書面で示されることが基本だ(ケアマネの書類が煩雑になる理由)。


そこいくと、生活保護は、最初の認定こそミーンズテスト等あり厳しいが、
認定してしまった後は、あまり干渉されていないよね、
というのが、在宅介護支援センターにいたころの職員は口を揃えて
言っていたことを思い出した。
福祉事務所の窓口担当、ケース担当者は1年そこらで変わってしまう。
様々な扶助がある中”生業扶助”ってのがあるのに、
さらに自立支援プログラム?と思ってしまったのは私だけだろうか。


認定するときの条件として、自立に向かってという条件は当然ではないのか?
認定時の窓口、その後の担当の専門性が必要じゃないのか。
介護保険利用者のお年寄りのケアプランの最終目標は
”自立”てのが根底にある。
生活保護介護保険も財源は同じ税金。
何が違うのか。
戦後の施行時は、もっと就業に向かって
活動していたんじゃないだろうかと推測する。
軍人やその未亡人という働き盛りの年代がたくさんいただろうし。