Mikity2008-12-11

昨日は座敷の掃除と廊下、位牌場の雑巾がけ。
寒さはそんなになかったな〜昨日は。
早朝、よくも見ず手に取った靴下が短く(笑)
靴下と作務衣の間がスースーすっ!
途中、さすがに靴下をもう一枚履きに戻った。


昼間は年賀状書きと、論文書き。
どちらもなかなか進みませんで(笑)


夕方はそう、中村兄弟の歌舞伎です(写真)
”舌出し三番叟(さんばそう)”赤い舌をペロッと出す振りがコミカルで。
え・・・っと”三番叟”って何だ?
お能の『翁』に由来する。”叟”も”おきな”って読む。
「父尉(ちちのじょう)」「翁」「三番猿楽」の3人の老人が
祝言、祝舞を行う3演目が、祝賀の儀、記念能などの
番組の冒頭で演じられる。
「三番猿楽」が転じて「三番叟」
”翁”は集落の長の象徴、”千歳”は若者の象徴、”三番叟”は農民の象徴。


”城を傾けるようなことになっても惜しくないほど美しい女”
”傾城”
雪景色の中、白の着物で登場。
ほぅ・・・
女形の人の動きを見ていると常に、膝は少し曲がっている。
凄い体勢を保っているなあと思う。
イナバウアー的動き(笑)もあり。
あと首の傾げ方が女らしさを醸し出しているような気がする。


同じように白を基調とした舞台背景の中、
白装束で坊さん登場。”まかしょ(撒いておくれ)”
これまたコミカルな坊さんの踊りでした。
願人坊主という、江戸時代、人に代わって祈祷や寒参りをしては
銭をもらっていた物乞い僧のお話。


そういや、役者さんが見得をを切った時、
”○○屋!!!”と言う人がいないなあ(笑)って。
歌舞伎はそういう掛け声があるからいいなあって思う。
オーケストラの演奏後、日本人の演奏者で日本人の指揮者で
日本人の客なんだけど、”ブラボー”という外国語の賞賛の言葉しか聞かないし。
ほんと日本語って褒め言葉って少ないよなー。
ま、これも文化なんだろうけど。


”もってこーい!”ってのはどうだろう。
長崎限定か(笑)