Mikity2009-01-28

昨日は朝から中学生とお勉強。
その後、トイレ掃除。
大学へ。


大学の帰りに寄った店で、ギネスビールを見かけた。
ああ、缶もあるんだなあーとか(何見てんだか)
ギネスはアイルランドのビールだって、
イギリスのパブで教えてもらったんだっけ。


南イギリスから拠点を変えて、ロンドンでは、
妙齢の女性の家(集合住宅)にお世話になっていた。
その娘さんが、一緒に住んでくれる日本人を探していた。
日本人は、綺麗好きでお年寄りを敬う、と信じて疑わないようだった。
もちろん、娘さんが同居を求めたけれど、
本人が頑として聞き入れなかったらしい。
気ままな一人暮らしを選択していた。
超ヘビースモーカーのアイルランド人だった(昔はお酒も強かったらしい)


彼女は、高齢(80歳代)だけれど自分で身の回り(トイレなど)のことはできる。
ただ、夜は帰ってきて一緒に寝てくれる?
と、彼女の隣の立派な部屋に通された。
朝と昼、ヘルパーさんが来て、娘さんが作ってきて冷凍してある
ご飯を解凍して、Pトイレや部屋を掃除し、時々風呂に入れる。
そして、服薬確認のために、夕方訪問看護師が来る。
偶然にもイギリスの在宅介護を目の当たりにした。


週に一度、ビンゴゲームのお店に行くため、
夜、娘さんが彼女の友達と外へ連れ出す。
とても素晴らしい家族だと思った(時々大きな声で喧嘩してるのも聞いたけど)
もう一つ、いいなあーと思ったのは、
近所の人たちが、自分達が出かける時などに、
”○○!牛乳ある?パンはある?タバコある?””元気?”などと
一声かけていくのだ。


その中の一人の人に、みんな優しいですね、いいですねと話したら、
この住宅は、移民(アイルランド系)が住んでるんだよ、
助け合ってんだよ、と言っていた。
すぐに、東京での高齢者の孤独死のことを思った。


東京にはないコミュニティがロンドンにはあったんじゃないか。
なんかとっても考えさせられる環境に、
数ヶ月だけれども身を置かせてもらっていたんだと
東京に帰ってまた、在宅介護の現場に戻って思ったことだった。


ギネスビール〜
アイルランドも行かんかったなあ・・・