Mikity2011-02-14

年明けから開催されていた。
後悔しそうだったので、
最終日にもかかわらず、早朝から出掛けた(写真)
阿修羅展の行列を経験しているだけに、
展示室へ入る流れが、スムーズ!と連呼していた(笑)
博物館以来の西洋画展示企画らしい。


画の前にはさすがに人だかりがあったけど、
(阿修羅像の)廻りを何重もの円で取り囲み、15秒皆で数え、
前の人はしゃがむという観賞の仕方も無く(笑)


彼の画を時系列で展示してあった。6章立て。
だから何からの、誰からの影響があって、画風が変わり確立する様がわかる。
勿論、浮世絵もあった。そしてミレーの”種まく人”影響。
”落ち穂拾い”はオルセーにあったよね、などど思い出し。
とにかく、独学近い形で著名な人たちの作品の模写をし、
素描の技術を鍛えたとあった。


それに色がのっかっていく。
初期の頃書いたジャガイモの絵と、パリに出てからの静物画の色は全く違う。
明るくなってる〜
そしてアルルに行ってからのさらなる色の変化と、
誰が見てもゴッホとわかる画法の確立。
黄色というか黄土色が、ポイントだよなあ…と勝手に思った。
麦畑にひばりが飛んでいる画を、長いこと見てしまっていた。


ゴーギャンとの2か月あまりの共同生活…。
耳切事件で終わりを告げる生活。
画の描き方が全く違う二人には、
どんな議論があったのだろうかね〜